歯並びや噛み合わせが悪いと、見た目が整わないばかりでなく、身体へのさまざまな悪影響を引き起こします。
・虫歯・歯周病リスクの増加
歯並びが悪いとどうしても磨きにくい箇所ができ、虫歯や歯周病を繰り返してしまいます。
・顎への負担
不自然な噛み方による顎への負担は、顎関節症を引き起こすこともあり、顎の痛みや顎が開かないという症状がでてしまいます。
・骨格のズレ
身体は全身でのバランスをとろうとするため、顎やお顔の歪みによってやがて骨格にもズレが生じる場合があります。その結果頭痛や腰痛、自律神経失調症を引き起こすことも。
歯科矯正は、こうした身体全体のバランスを整えることにもつながります。顎の痛みや頭痛にお悩みの方、矯正の相談をしてみませんか?
成人してからは、矯正力に対する組織の反応が遅いため、歯の移動には時間がかかることがあります。 また、顎の骨の位置を改善しなければならない症状の場合には、外科的矯正治療が必要になることもありますが、患者さんにあった治療方法をご提案させていただきます。
・目立たない矯正
矯正装置にも、見た目に目立たないタイプや、装着が楽なタイプなどさまざまなものがありますので、装置の見た目や装着感が気になるという方はお気軽にご相談下さい。
・矯正の治療期間の目安 (ワイヤー矯正の場合)
通常、3~6週間通院をしながら1.5~2.5年かけて矯正を行います。
歯を抜かないですむような簡単なケース・・・6ヶ月~1年+保定
平均的なケース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1年~2年+保定
難しいケース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2~3年以上+保定
・矯正で動かした歯は、放っておくと必ず元に戻ろうとします。
そのため、矯正治療が終わった後には、歯の後戻りを防ぐために「保定」を行わなくてはなりません。この「保定」をきちんと行わないと、せっかくきれいに並んだ歯が後戻りしてしまいます。 (保定期間中も数ヶ月に1回程度通院が必要になることがあります)
小児矯正は、あごの骨のバランスや大きさを整える1期治療(骨格矯正)と歯の位置を整える2期治療(歯列矯正)とに分かれ、1期治療は6歳頃から14歳頃まで、2期治療は10歳頃から成人になるまでに行われます。
歯列矯正は大人になってからでももちろん可能ですが、子どもの頃に矯正治療を行うことによって、より理想的な治療が期待できます。
大人の場合は顎の骨の成長が終わってしまっているので歯を動かすだけの矯正になってしまい、抜歯が必要となるケースもあります。それに比べて子どもはまだ成長段階にあり、上下の顎の大きさのバランス、歯と顎の大きさのバランスをある程度コントロールしながら矯正を行うことが出来るので、抜歯や歯の大幅な移動の必要がないのです。
指しゃぶりが歯並びを悪くする!?
幼児期に指しゃぶりをしているお子さんが多く見られますが、4歳を超えても指しゃぶりが続くようだと歯並びに影響が出てくるので注意が必要です。
・開咬
指しゃぶりを続けたことで、前歯の咬み合わせが開いてしまう状態になります。奥歯は咬み合うのに、前歯は咬み合いません。
・上顎前突
指をしゃぶりながら前歯を前に押し出してしまい、上の前歯を中心に極端に前に出てまったことでなる、いわゆる出っ歯と呼ばれる歯並びです。
・叢生(そうせい)
上顎前突とは逆に、指をしゃぶりながら下の前歯を押し込んでしまい、歯の生えるスペースが狭くなったことで歯並びがデコボコになってしまった歯並びです。
審美性が増すことで気持ちが明るくなったり、自信を持った笑顔を作ることができます。
でこぼこしている部分を矯正することで、磨き残しを防ぎ、虫歯になる可能が少なくなります。
矯正器具の調整で定期的に歯医者さんに見てもらうので、虫歯を未然に防ぐことも。
悪い歯並びを放っておくと…?
歯ブラシが届き難くなる個所ができ、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
あごに負担がかかると、あごの痛みや口が大きく開かないといった症状の顎関節症を引き起こすことも。
更には、骨格にズレが生じて頭痛や腰痛、自律神経失調症を起こす場合もあります。
当院では簡単つけるだけのマウスピース矯正も行なっています。
マウスピース矯正はつけている時間が長いですが、取り外しも簡単に行え、見た目も目立たず比較的患者様の負担が少ない矯正方法です。
・矯正って目立つし、大変そう
・ワイヤー矯正の後戻りが気になる
・この年齢で矯正できるのか、不安
・お金がすごく高くて矯正には手が出せない
・見た目がごく自然
・歯を抜かずに治療できます
・簡単装着、ご自身で取り外しが可能
・スポーツもOK
・治療費がワイヤー治療に比べて安価
・診療時間が短い(毎月1回新しいマウスピースを受け取ります)
・ホワイトニングも同時にできます
・つけている時間が長い(22時間以上/1日)
*取り外しができる分、ご自身できちんと装着ことが大切です。